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「低濃度でも、ここまで違うのか。」― Nature Scientific Reports 注目研究について

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「低濃度でも、ここまで違うのか。」― Nature Scientific Reports 注目研究について

「低濃度でも、ここまで違うのか。」― Nature Scientific Reports 注目研究について

2026/05/26

「低濃度でも、ここまで違うのか。」― Nature Scientific Reports に掲載された注目研究について

本日は、弊社が以前から注目している「次亜塩素酸」の科学的エビデンスについてお話したいと思います。

昨年2025年、非常に興味深い研究結果が発表されました。
それが、
パナソニック エコシステムズ × 北海道大学 の共同研究です。

しかも掲載誌は、世界的にも権威のある
英国Nature系ジャーナル「Scientific Reports」。

これは単なる宣伝資料ではなく、査読を経た“科学論文”です。
驚くべき結果
この研究で注目されたのは、

極めて低濃度の気体状次亜塩素酸(約10ppb)
という条件です。

一般的に「濃度が低い=効果も弱い」と思われがちですが、結果は驚異的でした。
なんと、

インフルエンザウイルスを約1.8~3.9秒で不活化という結果が示されたのです。

これは非常にインパクトの大きいデータです。

実は“pH”が重要だった

さらに重要なのは、

この研究で使用された次亜塩素酸水のpHが5.5~6.0であったことです。

ここは見逃されがちですが、非常に大切なポイントです。

次亜塩素酸は、同じ「塩素系」でもpHによって存在形態が変化します。

特に弱酸性領域では、
「HOCl(次亜塩素酸)」の比率が高まり、高い除菌性能を発揮しやすくなる
と言われています。

つまり、

「何を使うか」だけではなく、「どのpHで使うか」が極めて重要なのです。

シーエルファインとの共通点

ちなみに、ニプロ社の「シーエルファイン」は、pH 5.0~6.5に調整されています。

これは、今回の研究条件とも非常に近い範囲です。

一方で、市場にはpHがアルカリ寄り(例えば pH8.5前後)に設定されている製品も存在します。

この違いが、実際の「HOCl(次亜塩素酸)」存在比率や作用特性に、どのような影響を与えるのか――。

今後ますます、科学的検証が重要になってくると感じています。

弊社が取り扱う空気除菌消臭機「ファインミニ」でも、この弱酸性領域の次亜塩素酸水を利用できることから、
私たちは以前からこの“pH設計”に大きな可能性を感じていました。 同条件で「オゾン」は効果なし さらに興味深いのは、 この研究では同条件下でオゾンも比較検証されていたという点です。 結果として、 オゾンでは有意な効果が確認されなかったと報告されています。 もちろん、オゾンにも用途や特徴はあります。 しかし今回の研究では、「低濃度空間環境におけるウイルス不活化」という条件において、
次亜塩素酸の優位性が示された形になります。 “なんとなく良さそう”ではなく、“論文で示された時代”へ 近年、空間除菌市場では様々な情報が飛び交っています。 ですが今後、本当に重要になるのは、「科学的エビデンスがあるかどうか」だと私たちは考えています。 感覚論ではなく、 どの濃度か どのpHか どの条件か どんな試験系か そこまで含めて検証される時代です。 だからこそ、私たちも「安全性」と「科学的根拠」を大切にしながら、製品提案を続けていきたいと思っています。 今後も、最新論文や研究データなどを、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

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