ラグビーが子供たちに教えてくれる大切なこと
2026/06/10
ラグビーが子供たちに教えてくれる大切なこと
昨日に続いて、今日もラグビーについて書きたいと思います。 私は長年ラグビーに携わってきましたが、この競技には他のスポーツにはない素晴らし い特徴があると感じています。 その中でも、特に大切なのが次の3つの精神です。 1.フェアープレイの精神 これは言うまでもありません。 ルールを守り、正々堂々と戦うこと。勝つためだからといって姑息な手段を使わず、相 手を尊重しながら全力を尽くすことです。 ラグビーは激しく身体をぶつけ合うスポーツですが、その根底には常に相手への敬意が あります。 どんなに苦しい試合でも、どんなに激しい戦いでも、スポーツマンとしての品格を失わ ない。 私はこの精神こそが、ラグビーの原点だと思っています。 2.自己犠牲の精神 ラグビーは個人競技ではありません。 自分が目立つためではなく、チームが勝つためにプレーします。 時には自ら身体を張って相手の前に立ちはだかり、時には仲間を生かすために泥臭い仕 事を引き受ける。 ボールを持って走る選手だけが主役ではありません。 その陰で身体を張り、仲間のために尽くしている選手がいるからこそチームは前進でき ます。 まさに「自分よりもチームのために」という精神が求められるスポーツです。 3.ノーサイドの精神 そして、私が最もラグビーらしいと思うのが、このノーサイドの精神です。 試合中は勝利を目指して激しくぶつかり合います。 相手を倒そうと必死になり、一歩も引かない気持ちで戦います。 しかし、試合終了の笛が鳴った瞬間、敵も味方もなくなります。 それまで激しく戦っていた相手と握手を交わし、健闘を称え合う。 本当に不思議なくらい自然に仲良くなれるのです。 これは子供の頃、思い切り喧嘩をした相手と、その後に親友になった経験に少し似てい るかもしれません。 全力でぶつかり合ったからこそ生まれる信頼関係。 それがラグビーの持つ大きな魅力だと思います。 One for all, All for one. ラグビーを代表する言葉として、 **「One for all, All for one」** という有名なフレーズがあります。 「一人はみんなのために、みんなは一人のために」 まさにフェアープレイ、自己犠牲、ノーサイドという3つの精神を表している言葉では ないでしょうか。 私は、多くの子供たちにぜひラグビーを経験してほしいと思っています。 その思いから、一昨年まで約5年間、NPO法人ヒーローズ の副会長としてお手伝いをさ せていただきました。 また、そのうち約2年間は、ヒーローズカップ の実行委員長も務めさせていただきまし た。 大会の開会式や挨拶の際には、私は必ず保護者の皆様にこの3つのラグビー精神につい てお話ししていました。 そして最後に、少し笑いを交えながら、 「ラグビーという危険なスポーツをお子様にやらせて、おめでとうございます!」 とお伝えしていました。 もちろん冗談半分ですが、本心でもあります。 ラグビーは確かに危険を伴うスポーツです。 しかし、その危険さと引き換えに、子供たちはフェアープレイの精神、仲間のために尽 くす心、そして相手を尊重する心を学びます。 社会に出てから本当に必要となる人間力を育ててくれるスポーツだと私は信じています。 だからこそ、これからも一人でも多くの子供たちにラグビーボールを手に取ってほしい。 そして、ラグビーを通じて人生の大切な財産を手に入れてほしいと思っています
ps 写真は前NPO法人ヒーローズ会長のレジェンド林敏之さんとのワンショットです

