イーコールコンディションの大切さ ~リーグワン決勝を見て感じたこと~
2026/06/09
イーコールコンディションの大切さ
先日も少し触れましたが、今日はラグビーリーグワンの試合形式について感じたことを 書きたいと思います。 今シーズンの優勝は コベルコ神戸スティーラーズ、準優勝は クボタスピアーズ船橋・ 東京ベイ でした。 もちろん、リーグ戦を1位で通過したチームが有利になるのは当然ですし、その努力と 実力は十分に評価されるべきです。しかし、今回初めて採用されたプレーオフ方式につ いては、少し考えさせられる部分がありました。 今回の方式では、上位6チームがプレーオフに進出し、リーグ戦1位と2位のチームは準 々決勝を免除され、準決勝からの登場となりました。一方で、3位から6位のチームは準 々決勝を戦わなければなりません。 その結果、東京ベイは3位だったため、1位の神戸よりも1試合多く戦う必要がありまし た。 さらに日程を見ると、 * 神戸の準決勝は土曜日 * 東京ベイの準決勝は日曜日 でした。 つまり、この3週間で比較すると、 **神戸** * 試合数:2試合 * 決勝までの休養:7日間 **東京ベイ** * 試合数:3試合 * 決勝までの休養:6日間 という違いがありました。 数字だけを見ると小さな差に感じるかもしれません。しかし、ラグビーは身体への負担 が極めて大きい競技です。 タックルを受け、タックルし、スクラムやモールで激しく身体をぶつけ合う。その疲労 は試合を重ねるごとに確実に蓄積されていきます。 私は決勝戦を見ながら、その差が後半の終盤に現れたように感じました。 前半は東京ベイが勢いよく試合を進めていました。しかし後半になると、徐々に神戸が 主導権を握り、最後は地力とともに体力面での差も出たように見えました。 もちろん結果論かもしれません。しかし、ラグビー経験者としては、この1試合の差、 そして休養日の差は決して小さくないと思うのです。 そんなことを考えているうちに、1985年の大学選手権決勝を思い出しました。 私が出場した大学選手権決勝では、残念ながら 同志社大学ラグビー部 に敗れましたが 、その前座試合では、当時の社会人ラグビー決勝である 新日鉄釜石 と 神戸製鋼 が戦 っていました。 当時は、その後に行われる日本選手権で両チームが対戦することを前提に、できるだけ 疲労度やコンディションを揃える考え方がありました。 今振り返ると、その発想は非常に理にかなっていたと思います。 スポーツにおいて実力差はあって当然です。しかし、勝敗を決める舞台に立った時には 、できる限り同じ条件で戦えることが理想ではないでしょうか。 私は今回のリーグワン決勝を見て、改めて「イーコールコンディション」の大切さを感 じました。 リーグ戦1位のアドバンテージは必要です。しかし、それが大きくなり過ぎると、本来 見たいはずの「最高のチーム同士による真剣勝負」が少し損なわれてしまうかもしれま せん。 選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えること。 それこそが、ラグビーという素晴らしい競技をさらに発展させるために大切なことなの ではないかと思います。
ps 江良君も凄く良かったけれどもマルコムマークスも観たかったのが本音です

