山口良治さんのご逝去を悼みながら
2026/05/31
山口良治さんのご逝去を悼みながら
昨日、ラグビー界の偉大な指導者である山口良治さんがご逝去されたという報道に接しました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
山口良治さんといえば、「スクール・ウォーズ」のモデルとして全国的に知られていますが、それ以上に、日本ラグビー界に計り知れない功績を残された方でした。
伏見工業高校を全国屈指の強豪校へ育て上げ、故・平尾誠二さん、大八木淳史さんをはじめ、
数多くの日本ラグビー界の人材を輩出されました。
私にとっても山口良治さんは特別な存在です。
昨日も書きましたが、1985年1月6日、旧国立競技場で行われた全国大学ラグビー選手権決勝。
慶應義塾大学対同志社大学。
あの日、私たちは大学日本一を懸けて戦いました。
そして、その同志社大学には、山口良治さんが育て上げた教え子たちが数多くいました。
平尾誠二さん。
大八木淳史さん。
その他にも日本ラグビー史に残る選手たちが数多くいました。
結果は、あと一歩届きませんでした。
私たちは日本一になることができませんでした。
しかし、あの日の経験は、今でも私の人生の原点になっています。
昨日のブログで掲載した「魂」と書かれた寄せ書き。
あれは決勝戦直前に、故・上田昭夫監督と出場メンバー全員で書いたものです。
中央に大きく書かれた「魂」。
私は大学4年間、上田監督から徹底的に魂を鍛えていただきました。
主将になった大学4年時には、毎週月曜日のオフに、勤務先のトヨタ近くのサウナ集合、そして夕食ミーテイングをさせていただいていました。
勝つためだけではありません。
人としてどう生きるか。
何を信じるか。
どう覚悟を決めるか。
そのことをいろいろ教えていただきました。
そして今、私の事務所の机の正面には、上田監督が病床で残された言葉を貼っています。
毎日その言葉を見ています。
毎日読み返しています。
特に私の心に深く刻まれているのは、
「その人の人生というのは、その人が主役でなければならない。」
という言葉です。
そして、「自分で決めた生き方であるならば、たとえ周囲から嫌われようと、敬遠されようと、恐れることはない。」
という言葉です。
さらに、
「長い人生において、その積み重ねは取り返しのつかない後悔となる。自分を生かす第一歩は、『自分で決断する』ことから始まる。」
という言葉もあります。
私はこの言葉を読むたびに、自分自身の人生を振り返ります。
成功もありました。
失敗もありました。
多くの方に支えていただきました。
そして同時に、多くの方にご迷惑もお掛けしました。
だからこそ私は、3月26日から毎朝続けているごみ拾いを大切にしています。
今日で67日目です。
これは単なる清掃活動ではありません。
私にとっては魂を磨く時間です。
感謝を思い出す時間です。
懺悔の時間です。
そして、自分自身を見つめ直す時間です。
上田監督は病床で、「人は何を成し遂げたかではなく、どんな思いで何に取り組んだか。」
という趣旨の言葉も残されています。
私はまだ道半ばです。
魂を磨き切れたとは到底思っていません。
しかし、
自分で決断し、自分で責任を負い、世の中のお役に立てる仕事を続けながら、一歩ずつ前に進みたいと思っています。
山口良治さん。
あなたが育てられた教え子たちと戦えたことは、私の人生の誇りです。
そして上田さん。
私は今も、上田さんの言葉を毎日読みながら生きています。
学生時代、日本一にはなれませんでした。
魂を完全に昇華させることもできませんでした。
だからこそ今、その続きを生きています。
人生を通じて魂を磨き続け、
最後には、
学生時代に果たせなかった「魂の昇華」を成し遂げたい。
そう心から願っています。
どうか見守ってください!
山口良治さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

