河井継之助が教えてくれた『知行合一』
2026/07/18
昨日、一昨日と、私が人生に大きな影響を受けた偉人について書きました。
今日は、その三人目。
私にとって忘れることのできない人物、河井継之助について書きたいと思います。
私がプルデンシャル生命で営業をしていた1990年代後半のことです。
当時、私は名古屋駅近くにマンションを借り、東京と名古屋を行き来しながら営業活動
を行っていました。
その頃、お客様からご紹介いただいたのが、青年経営者研修塾(青経塾)でした。
そこには、多くの中小企業経営者が集まり、経営だけではなく、人としてどう生きるべきかを学ぶ、とても厳しい研修が行われていました。
その塾のバイブルとなっていたのが、司馬遼太郎先生の名作『峠』です。
主人公は、越後長岡藩の家老・河井継之助。
私は、この本を通して河井継之助という人物を知りました。
そして、「知行合一」という言葉に初めて出会ったのも、この青経塾でした。
知っているだけでは意味がない。
学んだことは行動して初めて自分のものになる。
今では私が大切にしているこの言葉も、振り返れば青経塾で教えていただいたものでした。
その研修は、決して机の上だけの勉強ではありませんでした。
39キロにも及ぶ夜間歩行。
滝行。
そして知覧を訪れ、特攻隊の方々の遺書や遺品を前に、命の重みや志について考える機会もいただきました。
今思えば、どれも普通ではなかなか経験できないことばかりです。
当時は、「なぜここまで厳しいことをするのだろう」と思ったこともありました。
しかし、あの経験があったからこそ、苦しい時にも踏ん張る力が身についたのだと思います。
会社を経営していると、順風満帆な時ばかりではありません。
思いどおりにならないこともあります。
壁にぶつかることもあります。
それでも今日まで経営を続けてこられたのは、あの頃に学んだことが私の土台になっているからだと、心から感謝しています。
河井継之助は、時代の変化を恐れず、信じた道を最後まで歩き続けました。
吉田松陰もそうでした。
スティーブ・ジョブズもそうでした。
そして三人に共通しているのは、知識を語るだけではなく、自ら行動で示したということです。
私も決して偉人にはなれません。
しかし、「知行合一」の精神だけは、これからも忘れずにいたいと思っています。
毎朝のごみ拾いも、神社への参拝も、筋力トレーニングも、小さなことかもしれません。
それでも、「やる」と決めたことを積み重ねる。
その先にしか、本当の成長はないと信じています。
人生を振り返ると、あの青年経営者研修塾との出会いは、私にとって大きな財産でした。
あの時に学ばせていただいたすべてのことに、今、改めて感謝しています。
知行合一
